10年連続国内シェアNo. 1のパワーディレクターは本格的な機能を備える初心者にもおすすめの動画編集ソフトです。

有料編集ソフトではAdobeが有名だけど値段が高くて手が出せない。でもほかの安いソフトを選んで視聴回数が上がらなかったら…。
など編集を始める手前でつまずいてしまっている人も多いのではないでしょうか?
購入前は僕も同じような不安を抱えていましたが、現在はパワーディレクター購入に踏み切ってよかったと感じています。
YouTubeやSNSの視聴回数に編集ソフトの種類は関係ありません。なぜなら視聴回数はジャンルや企画力、更新頻度に比例するからです。
一般的な動画投稿者が有料ソフトを購入する最大のメリットは時間の効率化による更新頻度のアップにあります。
パワーディレクターを導入で時間の効率的に使うことができ、余った時間を自由に使える

余った時間は家族とすごしたり、新しい動画の編集をしたり、趣味のツーリングに出かけたり。
この記事ではパワーディレクターで動画を1本作る流れが誰でもイメージできるように基本的な作業手順をわかりやすく解説します。
パワーディレクターで自分が思い描く動画が作れるのか、どんな流れで動画を作成するのかを購入前に確認したい人はぜひ最後まで読んでください。
パワーディレクターは有名ユーチューバーも使う安くて高機能な動画編集ソフト
パワーディレクターはサイバーリンク社が提供している10年連続国内販売シェア1位の大人気動画編集ソフトです。
- 圧倒的なコストパフォーマンス
- 編集しやすい直観的な操作性
- 高額なパソコンを必要としない軽快な動作
- 豊富な機能や特殊エフェクト
- 手厚いサポート
僕が初めて無料ソフトを使い編集作業をした際は、字幕を入れただけの簡単な動画を作るために何日もかかってしまいました。

初心者でも簡単に高品質な動画を作れるのが最大の魅力です。
パワーディレクター公式サイトのラインナップは買い切り版とサブスクリプション版の2種類に大別され、その中で更にグレードによる区別がされています
サブスプリクション版
- パワーディレクター365
- ディレクターsuite365
買い切り版
- パワーディレクター2025ultra
- パワーディレクター2025ultimaite
- パワーディレクター2025ultimaite suite
パワーディレクター 365 | ディレクターsuite 365 | パワーディレクター 2025ultra | パワーディレクター 2025ultimaite | パワーディレクター 2025ultimaite suite | |
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値段 | ¥9,280/年 | ¥16,980/年 | ¥12,980 | ¥16,980 | ¥20,980 |
最新機能 | 〇 | 〇 | × | × | × |
最新機能へのアップグレード | ― | ― | 約¥1,0000 | 約¥1,0000 | 約¥1,0000 |
高度画像・音声編集 | × | 〇 | × | × | 〇 |
パワーディレクター2025ultimaiteは価格と機能のバランスが絶妙。取り扱いは公式サイトだけになっています。
ultraでは利用できないAI機能が搭載されながら、高度な音声調整機能などを省いているためパワーディレクター2025ultimaitesuiteより安い値段設定。
オーディオディレクターなど動画編集以外の機能が不要な人にはおすすめのバージョンです。

全部乗せのultimaitesuiteのセットになっている音声ソフト、オーディオディレクターがなくてもノイズ低減など簡単な調整は可能です。
買い切り版は新しい機能を使うためにアップグレードする場合、追加の支払いが発生します。
コストを抑えつつ、最新の機能を利用したい人はパワーディレクター365がおすすめです。
パワーディレクター365は写真編集などの余分なソフトがないため値段がお得!!
逆にAIなどの最新機能は必要なく、従来の機能で十分な人は買い切り版がおすすめ。
パワーディレクターは買い切り版もテンプレートが豊富でおしゃれな動画を誰でも作れる


買い切り版からのデータの移行もボタン1つ。後ほど乗り換えるときの心配も不要です。
各エディションやバージョン毎による編集作業の違いは少ないため、今回は僕の利用しているパワーディレクター365を例に説明していきます。
動画編集の工程は大きく分けて3つです。
- 動画データを取り込む
- 動画の不要な部分をカットする
- 字幕やエフェクトを使い装飾する
3つの工程ののち、動画ファイルとして変換すれば自分だけのオリジナル作品が出来上がります。
各ステップに分けて画像や動画を使いながら順番に説明します。
パワーディレクター365を立ち上げ動画を取り込む
パソコンでパワーディレクター365を立ち上げると以下のような画面が表示されます。

これまでに作成した動画がある場合はプロジェクト欄に表示され、検索バーで検索することも可能です。

パワーディレクター365は様々な編集方法が用意されていますが、今回は基本的な編集方法を紹介します。

新規プロジェクトを作成をクリックすると編集画面が立ち上がります。

パワーディレクターの編集画面は主に3つのエリアに分かれており、それぞれが別々の役割を担っています。
- 左上のメディアライブラリ
- 右上のプレビューウィンドウ
- 下部のタイムライン
動画や音楽、音声データを取り込み管理するメディアライブラリ
メディアライブラリは編集に利用する様々な機能や、取り込んだ動画などの素材が表示されます。

例えば音声のロゴをクリックすると、利用可能な動画や音楽の素材をダウンロードすることが可能です。


取り込んだ素材はメディアライブラリに表示されます。


動画で使用する音楽はネット上から探すことも可能ですがパワーディレクターはその必要がありません。

フリーの音楽を探すのは意外と面倒。ここでも時間の節約ができます。
現在の編集状況を確認するプレビューウィンドウ

プレビューウィンドウは編集中の動画や付与されている効果などの再生や確認、位置調整などを行うことができます。

ピンクのラインで直観的に位置調整が可能
多くの有料ソフトで採用されている位置調整に使う疑似ライン。無料ソフトはこの機能がないものが多く、座標をひとつひとつ入力なければならないため作業効率に差が出てしまいます。
動画のカットやエフェクト追加など編集作業を行うタイムライン
タイムラインは動画を編集するメインのエリアです。

ここにメディアライブラリやパソコンのフォルダから動画、画像、音楽やエフェクトなどを追加し編集を行います。
読み込む方法はパソコンの動画ファイルをドラッグ&ドロップする方法と左上のメディアライブラリーから読み込む方法の2種類。

ドラッグ&ドロップでタイムラインに直接挿入した場合はメディアライブラリにも自動で反映されます。
動画は録画データに沿った縦横比を反映し挿入されるため、希望する比率と違う場合はプレビューウィンドウの右下にあるアイコンから縦横比を変更します。
YouTubeなどの一般的な動画プラットフォームへアップロードする場合は16:9、YouTubeshortやインスタグラム、ティックトックなどは9:16を選択しましょう。

主にアクションカムやスマホ横向きの撮影は16:9、スマホで縦向きに撮影した場合は9:16になっています。
タイムラインに反映されたデータは動画、音楽、文字などすべてがドラッグ&ドロップで場所の変更が可能。
トラックを分けて同じ時間に複数のデータを重ねることで動画に文字を表示したり、2つの素材を1つの画面に表示することができます。

カット編集で不要な部分を削除
動画データを取り込むことができたら次は全体の長さ調整です。
動画の長さを調整するためには主に無駄な部分を削除するカット編集を利用します。
動画の余分な部分を取り除くことでテンポのいい動画を作ることができるため必須の手順です。
撮影やナレーションなどの失敗した部分も編集でカット
まず初めに赤い再生ヘッドラインを自分がカットしたい場所に合わせます。

次にカットアイコンをクリックするか右クリックでメニュー内から分割を選択、ショートカットキーのctrl+Tいずれかの方法で動画ファイルを分割します。


誤ってカットしてしまった場合はctrl+zで元に戻すかctrl+yやメディアライブラリー上部の矢印で編集前の状態に戻すことが可能
最後に不要部分の削除を行います。
ごみ箱のアイコンか右クリックのメニューの他、ショートカットキー(Shift+deleteかctrl+delete)で実行可能です。


削除を実行する際にタイムライン右側に他の動画が存在する場合は選択メニューが表示されます。

「間隔を詰める」は同じレイヤー上の物をすべて移動、「全てのクリップを移動する」は他のレイヤー上のクリップも全て間隔を詰めてくれます
これは映像効果を追加した後や、他のタイムライン上に素材がある状態でカット編集を行った際に便利です。
複数レイヤーのズレを一つずつ手直しする必要がない
カットした動画を重ね合わせることも可能
一つの動画を他の動画に重ねるようにドラッグするとメニューが表示され、選択することによって指定した効果を反映します。

挿入は自動でクリップを分割し間に挿入、上書きは重なった部分を消去、クロスフェードは指定した時間にエフェクト効果を反映した場面変更を行います。
文字やエフェクトを追加して動画の見栄えを整える
動画の全体像が仕上がったら各部分の装飾を行います。
字幕やテキストは動画内で重要な箇所や強調したい部分で使用することで、視聴者の注目を引いたり見やすい動画に仕上げることが可能です。
動画内にテキストを挿入する方法は大きく2つ。
字幕を使って文字を挿入する
1つ目は字幕を利用する方法。
装飾の少ない文字を挿入するため一般的な会話をしている場面で用いることが多いです。

メディアライブラリー上部の字幕アイコンをクリックし「AI自動文字起こし」「手動で字幕を作成」「ファイルから字幕を読み込み」の3つから使用する機能を選びます。

「手動で字幕を作成」を選択すると字幕入力画面に切り替わります。

+アイコンをクリックするとタイムラインの赤い再生ヘッドラインを起点として指定範囲に字幕エフェクトが反映されます。

反映された字幕エフェクトをダブルクリックかメディアライブラリーの字幕テキスト入力欄をクリックすると文字の入力を行うことができるので希望の文字を入力しましょう。

作成した字幕はアイコンをクリックすることで分割、フォントの色やスタイル変更、表示場所の移動を行うことができます。
プレビューウィンドウの文字を選択することで直観的に位置調整することも可能
「AI自動文字起こし」は動画内の音声を自動で判断し、文字起こしをしてくれる機能ですが
正直なところまだまだ正確性には不安が残る気がします。
しかし6~7割ほどは正しく判別できており、全て自分で入力するよりはるかに効率的です。
まずは自動文字起こしを使い、間違っている部分を自分で訂正すると時間も労力も削減できます。
尚自動文字起こしは長さに応じたAIクレジットを消費します。
クレジットは1か月ごとに利用できるポイントが決まっているのでうまく調整しましょう。

ポイント追加購入には費用が掛かるものの、1日1回無料で3ポイントもらえるので意外と使える回数は多いです。
タイトルアイコンを利用して文字を挿入する
2つ目の方法は特殊な装飾やエフェクトを追加できる文字の挿入です。
タイトルアイコンからテキスト形式を選択して挿入することができます。
こちらは字幕での挿入と違い様々なテンプレートが用意されているため、希望の文字に置き換えてタイムラインに挿入するだけで目を引くおしゃれな動画を作成することができます。
動画のオープニングや場面の切り替わりに使用することで視聴者に強く印象付けることが可能
まずタイトルタブをクリックしテキスト形式をクリック。

様々なテンプレートが表示されるので自分の好みや動画の雰囲気に合った物をタイムラインにドラッグ&ドロップします。

挿入されたテンプレート素材をダブルクリックすることで編集モードが開かれます。
最上部のテキスト欄に文字を入力するかプレビューウィンドウの文字を直接クリックすることで文字の入力、変更が可能。

テキスト欄の下には基本的な文字編集機能が配置されています。

プルダウンでフォントの変更、フィルターをかけてフォントの選択も可能で、数字の部分やその右隣でフォントサイズの変更ができます。
下の行では→Tのボタンでテキストの反映方向の選択の他、行間隔や文字間隔の変更が可能。
文字全体と同じように一つの文字に反映することのできるスタイルテンプレートも用意されています。
自分で文字の装飾をしてみたもののうまくいかなかったり、時間を短縮しておしゃれな装飾をしたい場合はここを利用しましょう。

テキストに様々な特殊効果を負荷することも可能なので、ここ一番という場面で利用すればインパクトのある動画に仕上げることができます。
最下部では文字の透明度や陰の大きさ、角度などさらに細かい調整をすることができ、角度や大きさはプレビューウィンドウでも変更することができます。

プレビューウィンドウでは一部の文字を選択することでその部分だけに効果を付与することが可能です。
一度カスタムして作成したテンプレートはインターフェイスの下にあるボタンから名前をつけて保存することでいつでも使用することができます。


タイトルタブからカスタムを選択すれば保存された設定がドラッグ&ドロップですぐに利用できるのでオープニングなどで毎回同じものを使う場合に重宝します。

編集完了後は形式を選択し出力すれば自分だけの動画が完成
動画全体が完成したら最後に用途に適した形式に変換し出力します。


編集中の動画データは一般的な機材で再生できないため、完成後に形式を変換する必要があります
無料ソフトなどパソコンへの負荷が大きいソフトは変換(書き出し)にかなり時間がかかってしまったり、最悪のパターンではせっかく編集したデータがクラッシュすることも。
しかしパワーディレクター365はパソコンへの負荷が少ないためその心配もありません。
画面左上の書き出しをクリックすると書き出し設定画面に切り替わります。
動画タグでは出力形式やフレームレートなどを詳細に選択できますが、YouTubeにアップロードする予定であればYouTubeタブに適した出力形式が一覧になっており選択可能です。
設定の他に書き出し後のファイル名、保存場所も選べます。



書き出し中のバーが100%になればついに完成です。
スマホでの動画編集はショート動画作成などの補助的役割に
スマートフォンでも編集は可能です。しかし小さい画面での編集はシンプルなものに限られるため、作成する動画の種類によってパソコンでの編集と使い分けることが重要になります。
- 簡単な動画であれば撮影、編集、アップロード全てがこなせる
- 外出先でも作業が可能
- パソコンのように複雑な編集はできない

本編はパソコンで、SNSやショート動画はスマホといった感じでうまく使い分けましょう
まとめ
以上がパワーディレクター365を利用した基本的な動画編集作業の流れです。
パワーディレクターを利用することで、どんな人でも大切な思い出をオリジナル作品として作り上げることができます。
この記事を見て動画を作ることができるようになればYouTubeにアップして色んな人に見てもらうことはもちろん、家族の思い出や仲間との記録を様々な形で残すことができます。
今回紹介したのはパワーディレクターの機能のほんの一部。まずは今回紹介した基本的な作業に慣れることが大事です。
以下の記事ではパワーディレクターの編集作業における便利な機能を紹介しています。
是非こちらの記事も読んでみてください。
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