【モトブログ初心者必見】vlog歴10年ライダーのおすすめ動画編集ソフト3選

モトブログを始めようとした初心者がぶつかる壁の１つが動画の編集ソフト選びです。「動画を作るためにソフトを導入しようとしたけど、どこに気をつけて選べばいいかわからない。同じメーカーでも種類が多すぎる」と困惑してしまうケースは非常に多いです。

私はバイク動画の撮影をはじめて約10年。100本以上の動画を作成してきましたが、初めはパソコンもまともに使うことができず10分の動画を作るのに1週間以上かかっていました。

しかし今では自分に必要な機能が把握できているので最適なソフトを購入し、満足のいく動画を効率よく作ることができるようになりました。

そこでこの記事では、初心者でも自分に合ったソフトを選ぶことができるように、モトブログに適した編集ソフトと必要な機能を紹介します。

この記事を読めばモトブログを始めるために自分に最適なソフトや、購入に際して気をつける点が全て分かります。

バイク動画の編集ソフト選びで注意するべき3つのポイント

モトブログ編集のソフト購入に際して気を付ける点は主に3つです。

私が10年失敗しながらも動画編集を続けてきた経験を元に上記の点に重きを置いてソフトを厳選しました。

これからモトブロガーを目指す人はぜひ最後まで読んでください。

クオリティとコストのバランスを重視するなら パワーディレクター

9年連続国内販売本数No1のビデオ編集ソフト。このソフトの強みは良心的な値段設定でありながら高度な編集機能を使用できること。操作方法もシンプルでコスパに優れたソフトです。
ラインナップはかなり多いですが、モトブログに必要な機能が備わっているものは以下の5種類

パワーディレクター365は月の支払いが558円と小学生のお小遣い程度。サブスクでも始めやすい料金設定になっています。

動画編集はソフトによってはパソコンに大きな負荷を与えるため、高スペックな機種が必要になることもありますがパワーディレクターではその心配はなく、推奨スペックはそこそこのものでも大丈夫。
実際に僕が使用しているパソコンは１０万円弱で購入したDELLのスタンダードモデルですが、編集中に固まってしまうこともなく、快適に編集することができています。

モトブログ用編集ソフトを導入する際、一番気を付けなければならない機能がモザイク処理。僕自身も編集をし始めて実感した部分で、動画のモザイク処理は写真と比較にならないほどの時間と手間がかかります。

動画は１秒の間に撮影した多数の写真をつなぎ合わせて映像が動いているように見せている仕組みです。
現在多くの撮影機材で使用されている1秒間での撮影枚数は60枚（60fps）。動画編集ではこの60枚すべてにモザイクがずれることのないように調整しなければなりません。

ただでさえ時間のかかる作業なので処理する場所が同じ映像内で複数存在すると発狂しそうになります。

YouTubeの動画内で画面全体がモザイク処理されていたりするのは全体にモザイク処理を施すほうが圧倒的に楽だからです。
しかし画面全部がモザイクばかりの映像だと当然見栄えがすごく悪くなってしまいます。
その問題を解決してくれるのがモーショントラフィック。指定した範囲をAIが認識し、動きに合わせて追従、処理する場所を自動で判別してくれます。編集ソフトによって追従性能は異なりますがパワーディレクターは問題ないレベルです。

基本はAIに追従させ、まれに逆光や陰の影響により認識できずずれてしまった場合のみ手作業で修正するといった流れです。
手動で処理範囲を指定していた時と比べて労力も時間も10分の1以下になりました。
更に最新版ではAI顔ぼかしという機能が追加されました。AIが自動で顔を判別し、ぼかしやモザイク処理をすることができます。

ただしバイク動画特有のナンバー隠しに使用できなかったり、顔の認識が一瞬外れてしまうこともあるためモーショントラッキングと併せて使う必要があります。
パワーディレクターはラインナップが豊富がゆえにどれを選べばいいか迷いがちですが、モトブログのみであれば十分な機能を持つパワーディレクター2025Ultimate（web限定買い切りタイプ）か常に最新の機能を手ごろな価格で利用したい場合は、パワーディレクター365（サブスク）を利用しましょう。

プロも利用する高スペックソフト Adobeプレミアプロ

動画編集ソフト最大手のAdobe。他のソフトと比較して値段が高い分最新のAI機能を使ってクオリティの高い動画を作ることができます。有名なユーチューバーのほとんどがAdobeを利用しているといっても過言ではありません。
やや高スペックのパソコンが推奨されているため持ち合わせてない人は注意が必要です。
Adobeも様々なソフトをリリースしておりラインナップが複雑ですが、動画編集に使用する主なソフトは3つ。

プレミアプロは主に動画のメインとなるカットや結合、テキストの挿入など基本的な作業を。
アフターエフェクトはテキストやグラフィックを動かしたり映像の合成など特殊効果を加えるソフト。
プレミアエレメンツはプレミアプロの機能を一部に制限した買い切りタイプです。

機能面は申し分なく動画編集者御用達のソフトなだけに3D アニメーションやエフェクトの質感まで洗練された素材を数多く用意。難しい操作なくおしゃれな動画に仕上げることができる補助機能が多いのが特徴。

もちろんモーショントラック機能も備えているため顔やバイクのナンバーを隠したいときに効率的に編集をすることができます。

動画内の人物を消して背景を生成してしまう機能など最先端のAI機能も使用可能。動画を撮影する際に移りこんでしまった余計な物や人物を指定して削除してもらうことができます。
近場の撮影スポットであれば何度も繰り返し訪れて満足のいく映像が撮れるかもしれませんが、遠方へツーリングに行った時や有名なスポットなどの人が多い場合はそうはいきません。
肖像権などの問題が厳しくなっている現在、かなり重宝される機能です。

少し話がそれますが、いづれ動画編集を仕事として受注する気持ちがあるのなら、プレミアプロを選んでおくことをお勧めします。使用ソフトとしてプレミアプロを指定してくる業者が非常に多く、趣味で動画編集をしながら練習できるため1から作業になれる手間が必要ありません。

プレミアプロを利用するには単体のプランか、アフターエフェクトやフォトショップ（写真加工ソフト）なども含まれるクリエイティブクラウドコンプリートプランの2択がありますが、1週間の無料お試し期間もあるので、まずは自分に合っているか試すことをお勧めします。

圧倒的安さで気楽に動画を編集できる フィモーラ

このソフトの特徴は圧倒的な安さ。プランもシンプルな3パターンのみで買い切り版は9,480円。
パソコンもある程度のスペックで問題ないため初期投資はかなり抑えることができます。

モーショントラッキングも内蔵されており編集機能は問題ありません。
フィモーラはシンプルな操作で直感的に編集ができるので初心者向けの動画編集ソフトと言えます。
但しホームページの作りがあまり親切でなかったり、エフェクトのクオリティが低かったりするのでその辺りが気にならない人にはおすすめのソフトです。
ショート動画などのシンプルな作品を作る際に適しているためTikTokやインスタ、YouTubeのショート動画に最適です。

身内で楽しむだけならWindowsムービーメーカーやi movieなどの無料ソフトもあり

パソコンなどに初めからインストールされているソフトでもモトブログをすることは可能です。
最大のメリットはもちろん無料で利用できることですが、カットやテロップなどの基本的な機能しか備わっていないため部分的なモザイク処理などができません。
無料ソフトの中で機能が多彩なAviutlというソフトもあり、かなり自由度が高い編集ができますが動作が重くハイスペックなパソコンが必要だったり、動画を挿入するだけで見栄えの良い作品を作ることのできるテンプレートが存在しないためかなりマニアックな人向けのソフトになります。

実は僕もパワーディレクター導入の前に利用していましたが、インストールするだけで数日かかってしまうなど苦労した経験が多いため初心者におすすめはできないソフトです。

まとめ

以上がこれからモトブログを始める人におすすめの動画編集ソフトです。
僕は紹介した中でもバランスの取れているパワーディレクターを使用していますが、どのソフトも長所と短所があるためクオリティ、性能重視はAdobeプレミアプロ、クオリティと値段のバランスが大事な人はパワーディレクター、値段をなるべく抑えてシンプルに利用したい場合はフィモーラといったようにご自身の使用用途に適した商品を選ぶのことが大切です。

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2025.01.27